新人君は酒乱な件

カエルを食べた日の続き。

新人さんの歓迎会をしてたワケですが、呑ませ過ぎちゃったみたいでベロベロの酔っ払いになってました。
(別に呑めと強要してたわけじゃなくって、勝手に呑みまくってた…。)

こりゃ家に帰れる酔い方じゃないな…ということで、一旦会社に連れて行って休ませる事にしたのですが、居酒屋から徒歩10秒の会社に運ぶのですら大変な酔いっぷりでした。

会社のエレベーター待ちしてる間は、狂犬病の犬のように口からヨダレを垂らしながらボクの腕をガブガブと噛んできて痛かったです…。

会社に着いてからも、ゾンビのようにフラフラと社内を歩き回ったり床を這いつくばったり、なかなか寝ません。
時折、トイレに入って行くのですが、やばいくらい体が揺れてるので、体を便器にぶつけて壊しちゃうんじゃないかと心配になりました。

俺 「おいおい。便器だけは壊さないでよ。うんこ出来なくなると困るから。」

新 「便器壊れるんスか~!オリハルコンで出来てると思ってましたぁー!」

俺 「んなわけね~だろ…。」

この後、トイレから出てきた酔っ払いは社内に設置してある冷蔵庫が気に入ったようで、冷蔵庫のそばに寝転がって意味不明な独り言をしゃべり始めます。

新 「すごいっスよね。冷蔵庫ってぇ~!」

俺 「……。」

新 「冷蔵庫には~おいしいお茶があってぇ~」

俺 「……。」

新 「クリスタル…(クリスタルガイザー)も入ってるんだぁ~」

俺 「……。」

新 「人類は冷蔵庫によって大きくなったんですよ~!」

俺 「……。」

翌日、新人君はいつもの礼儀正しい青年に戻っていました。

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