今、仕事場に残って徹夜中。
もう、日はとっくに明けている。
カーテンの向こう側からは、冬には似合わない眩しい日差しと、道路工事らしき騒音が時折入ってくる。
この徹夜を決定付けたのは、昨日寝坊をしてしまった事が大きな要因となっている。
気が付くと、夕方の6時過ぎに目が覚めたのだ。
どうやら寝ている途中で熱が出ていたらしい。
すでに3時間以上、出社が遅れている。
汗で濡れたシャツを脱いで、とりあえず会社に向かう。
シャワーすら浴びずに部屋を出てしまったので、ベタベタになっている頭の髪の毛がどうも気になる。
電車に揺られながら猛烈な頭痛と、まだ残っている熱が意識を遠くさせる。
職場に着き、すぐにパソコンに向かって仕事を始めるが画面を見るのが辛い。
でも、見るしか無いので気合を入れて集中する。
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夜の11時を過ぎた頃にはだいぶ体は楽になっていた。
しかしながらこの頃には徹夜を覚悟しはじめていた。
最近、ボクの中で「仕事のタスクが増える」というのが日常的なキーワードとなっている。
嫌な言葉だ…と思いながら、今日熱の中で見ていた夢のことを思い出す。
池袋の東京芸術劇場の片隅で深夜に宇多田ヒカルが「First Love」を歌っていた夢だ。
酔っ払いと、カップル数人に囲まれてなぜか宇多田は熱唱していた。
ボクも立ち止まって聞いていた。
そんな夢だったな。
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終電の時間もいつの間にか過ぎ、結局徹夜が始まる。
時計を見てそれを意識したのは午前3時を回った頃だった。
少しお腹も空いてきたのでコンビニで夜食を買ってきた。
ついでにエスタック。
オマケで紙製のカード型体温計が付いていた。
おでこに10秒ほどカードを当てると熱に反応して、黒い部分に体温が表示されるという仕組みらしい。
当てる前から分かっていたけど36℃平温だった。
もう熱は無い。
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その後、エスタック効果もあってか午前9時まで集中して仕事に励んだ。
とりあえず、仕事も一段落した。
今もまだ眠くない。
仕方ないので休憩がてら久々に日記を更新。
今なら何人でもぬっこぬこにしてやるぜ!っていうくらいまだ元気である。
ただ、頭の中では「なんでこの世にうんこがあるのか…?」という問いがグルグルと螺旋のように回っていた。